リヒトくん達、旅には出てくれたから今までの傾向からして、メインストーリーは順調に進んでくれると思うんだよ。 だから私がやるべきは、その周辺でよるかも知れない街で起きる限定イベの下地作りだね」「あなたが方々に投資させていたものですね。 利益に関してはこちらに」「お、ほんと? 助かる助かる! この季節からだと...... 一番に引っかかるのは、水着イベかな?」「みず......?」 アルバートが微妙な顔をしていたが、スクラップ帳に切り抜きをぺたぺた張り終えた私は、嬉々として振り仰いだ。「そう! ゲームのイベントは彼らのレベルアップに重要な役割を果たすと同時に、新たな一面をしれる絶好の機会! そして夏と言えば水辺、水辺と言えば水着なんだよ!」 私も彼らの水着姿を拝むため、課金して課金して課金しまくったさ!「それで、この街に大量に資金を投入されていたんですね。 その収益がこのような感じになっていますよ」 ぱらり、とアルバートに渡された資料には、私が課金した企業や店、土地で運営している事業の収支が書いてあった。 私はこういう場所や、それに関連する商会をピックアップしてはアルバートや協力者に調べてもらい、ちょっとずつ手を回していた。 そしてここリソデアグアは水着イベの舞台になる街なのである。 夏の水着イベントは、最初期に配信されたものだ。 本編が進んだ今、一番起きる可能性があるイベントだ。 だからまずこの街に拠点を置いたってわけ。 ふふん。 にしても、充分定着しているみたいだね。「海水浴をおしゃんてぃな水着を開発して流行らせた上で、一大イベントができるだけの体力がないといけなかったけど。 これならばっちりいけるでしょ」「これからも、聖女と勇者を推して行くのはかわらないんですね」「もちろんよ! 私のすべては推しのために!」
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