自分が自分ではないくらい、クルミはどこか冷静になったようだった。 自分がしてはいけないことを心の中へ刻み込んでいく。 「いいか? 黙っていれば、クルミちゃん...... いや、クルミ...... お前の大好きな、気持ちいいことをされるんだぞ? ...... まあ、お互い様だから、オレも気持ち良くしてもらうけどな。 いいか? ずっと気持ちいいことしてやるからな」「気持ちいいこと......」 クルミにとって、今の現状で心の中に拠り所とする場所は、気持ち良くしてもらえること。 それしかなかった。 しかし──。 「...... 痛いの...... 許して...... ください」 処女を奪われたとき、ウソをつかれた。 騙された感じがした。 気持ちいいことだけではなかったことをクルミはケンジに精一杯の勇気を振り絞って訴えた。
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