新しい魔法を使ってみよう その日の冒険者ギルドでは、ちょっとした騒動が起こっていた。「……おいおい。まさかあのルーキーあれだけの素材を1回の การแปล - 新しい魔法を使ってみよう その日の冒険者ギルドでは、ちょっとした騒動が起こっていた。「……おいおい。まさかあのルーキーあれだけの素材を1回の ไทย วิธีการพูด

新しい魔法を使ってみよう その日の冒険者ギルドでは、ちょっとした騒動が

新しい魔法を使ってみよう


その日の冒険者ギルドでは、ちょっとした騒動が起こっていた。

「……おいおい。まさかあのルーキーあれだけの素材を1回の探索で手に入れたって訳じゃないよな?」

「そんなはずはねえ。おそらく10日分くらいの収穫を一度にまとめて納品しているのだろう」

「……いや。でも確かアイツ昨日初めて此処に来て、登録手続きをしていた男だぜ?」

「ならQRを上げるために誰かから大量に素材を買い取ったのだろう。別に禁止されている訳ではないが、たまにそういう狡い真似をするやつがいるんだよ」

一度に60個以上の素材を持ち帰った悠斗たちは、想定外の注目を集めることになっていた。

冒険者たちの口から様々な憶測が飛び交う中、悠斗は手短に受付を済ませ、報酬を受け取ることにした。


総額にして2000リア。


日本円に換算すると、今日一日の稼ぎは2万円前後と言ったところだろうか。
スピカと2人で分ければ1人当たりの稼ぎは日給1万円。

昨日に比べると見違えるような額ではあるが、それでも労力に見合った報酬かと問われれば微妙なところである。

「本日のクエストによりユウト様にはQP100が付与されることになります。これによりユウト様のQRが昇格致しました」

悠斗は更新された登録カードを確認する。


近衛悠斗
QR5
QP(20/50)


報酬金額は満足な額とは言えないが、QRの方は順調に上がっているようであった。
QR2からQR5に一気にランクアップである。

QRもかなり上がったことだし、明日からはもう少しだけ難易度の高いクエストに挑んでみても良いかもしれない。
悠斗はそんなことを考えながらも、冒険者ギルドを後にすることにした。


~~~~~~~~~~~~


クエストの報告を終えた後は魔法の検証作業である。
悠斗はなるべく人の気配がない街外れの岩場を探して魔法の訓練を行うことにした。

スピカには一足先にホテルに戻って体を休めて貰っている。
魔法の検証作業については、1人で集中して行いたいという想いがあったからだ。


風魔法 LV3
使用可能魔法 ウィンド ウィンドボム

ウィンドボム
(高威力の風属性魔法)


ステータス画面を見ると使用できる魔法が増えていた。
どうやら魔法のスキルレベルを上げると使える種類が増えるという仕様らしい。

さっそく新しく追加された魔法の試し打ちを行ってみる。


(……ウィンドボム)


右手を翳しながらも、心の中でそう唱える。

直後。
悠斗の掌からは直径10センチほどの球体が出現する。

ゆっくりとしたスピードで移動を続けるそれは1メートルほど飛んで行ったところで――突如として破裂。

凄まじい爆発音が聞こえたかと思うと、球体の周囲に暴風が吹き荒れる。


「うぉ……!? これは……思ったよりも強烈な威力だな……」


現状ではスカート捲りくらいにしか使えそうにない《ウィンド》と比較すると、その殺傷能力は雲泥の差であった。

この威力であれば、人間1人くらい訳なく吹き飛ばすことが出来るだろう。

けれども。
実戦ではその射的距離の短さがネックになってきそうであった。

この問題については魔法のレベルを上げることで解決するのだろうか?

たったの1メートルの範囲しか届かないのであれば、近づいて物理で殴る方が悠斗にとってはずっと建設的であった。

(結局……この魔法も当面はお蔵入りか)

残念ではあるが、致し方があるまい。

新しく覚えたばかりの魔法よりも、物心を覚えたときから長年に渡り鍛え上げてきた体術の方が有用なのは、ある意味では当然の結果と言えるだろう。


(……いや。待てよ?)


悠斗はそこで魔法の利用法についてのアイデアを思いつく。


(魔法をそれ単体で捉えるのではなく……体術を活かすための補助という形で扱ってみたらどうだろうか?)


それは全ての格闘技の長所を相乗させるという《近衛流體術》を修めている悠斗だからこそ得た発想であった。

たとえば現状、魔法は掌からしか出していないのだが……これが足の裏から出せるようになればどうだろうか?
悠斗は手始めに《ウィンド》を使用してテストを行う。


~~~~~~~~~~~~


検証結果。
どうやら魔法は足の裏から頭の上まで何処からでも放つことができるらしい。

もっとも……元々の威力が低い《ウィンド》では魔法を放つ位置を変えたところであまり意味のないことであった。

けれども。
これが高威力の《ウィンドボム》になれば事情は変わってくる。

たとえば、地面を蹴るのと同時に《ウィンドボム》を重心の乗った軸足から出してみればどうだろうか?

従来のスピードに爆風による加速が付与され、一時的に高速で移動することが可能になるに違いない。
悠斗の中の武人としての血が騒ぐ。

魔術と武術の融合。

それはこの世界における悠斗のライフワークに位置付けるに値するアイデアであった。


(そうと決まれば……さっそく試してみるか)


悠斗は胸に手を当てて深呼吸をした後。
地面を強く蹴り、足の裏からウィンドボムを発動させる。

瞬間、轟音。


「――――ッ!?」


気が付くと悠斗の体は、爆風により10メートル先の岩場まで吹き飛んでいた。
それは人間の限界を明らかに超えた衝撃的なスピードであった。

胸の動悸を抑えることが出来ない。

(ははっ……。これは……思っていた以上だな……)

悠斗は風魔法による高速移動技術を《飆脚ひょうきゃく》と名付けることにした。

今後、実戦でこの技を使うための課題は大きく分けて2つである。

1つ目は靴装備を頑丈なものに買い替えなければならない。
ウィンドボムによる衝撃をモロに被ったせいでオークの屋敷で手に入れた革靴は、ボロボロに引き裂かれ、見るも無残な形になっていた。

帰り道は何処かで適当な靴装備を買っておく必要があるだろう。

二つ目は風耐性スキルのレベルを上げることである。

今現在、悠斗の右足は血まみれであった。
まさか異世界に召喚されてから初めて受けるダメージが自分の魔法によるものだとは思いもよらなかった。

けれども。
新たな魔法の活用法を見出した悠斗に後悔はなかった。

傷だらけの右足を引きずりながらも悠斗は、満足気な笑みを浮かべて宿屋に戻るのであった。
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新しい魔法を使ってみようその日の冒険者ギルドでは、ちょっとした騒動が起こっていた。「……おいおい。まさかあのルーキーあれだけの素材を1回の探索で手に入れたって訳じゃないよな?」「そんなはずはねえ。おそらく10日分くらいの収穫を一度にまとめて納品しているのだろう」「……いや。でも確かアイツ昨日初めて此処に来て、登録手続きをしていた男だぜ?」「ならQRを上げるために誰かから大量に素材を買い取ったのだろう。別に禁止されている訳ではないが、たまにそういう狡い真似をするやつがいるんだよ」一度に60個以上の素材を持ち帰った悠斗たちは、想定外の注目を集めることになっていた。冒険者たちの口から様々な憶測が飛び交う中、悠斗は手短に受付を済ませ、報酬を受け取ることにした。総額にして2000リア。日本円に換算すると、今日一日の稼ぎは2万円前後と言ったところだろうか。スピカと2人で分ければ1人当たりの稼ぎは日給1万円。昨日に比べると見違えるような額ではあるが、それでも労力に見合った報酬かと問われれば微妙なところである。「本日のクエストによりユウト様にはQP100が付与されることになります。これによりユウト様のQRが昇格致しました」悠斗は更新された登録カードを確認する。近衛悠斗QR5QP(20/50)報酬金額は満足な額とは言えないが、QRの方は順調に上がっているようであった。QR2からQR5に一気にランクアップである。QRもかなり上がったことだし、明日からはもう少しだけ難易度の高いクエストに挑んでみても良いかもしれない。悠斗はそんなことを考えながらも、冒険者ギルドを後にすることにした。~~~~~~~~~~~~クエストの報告を終えた後は魔法の検証作業である。悠斗はなるべく人の気配がない街外れの岩場を探して魔法の訓練を行うことにした。スピカには一足先にホテルに戻って体を休めて貰っている。魔法の検証作業については、1人で集中して行いたいという想いがあったからだ。風魔法Lv3 使用可能魔法ウィンドウィンドボムウィンドボム(高威力の風属性魔法)ステータス画面を見ると使用できる魔法が増えていた。どうやら魔法のスキルレベルを上げると使える種類が増えるという仕様らしい。さっそく新しく追加された魔法の試し打ちを行ってみる。(……ウィンドボム)右手を翳しながらも、心の中でそう唱える。直後。悠斗の掌からは直径10センチほどの球体が出現する。ゆっくりとしたスピードで移動を続けるそれは1メートルほど飛んで行ったところで――突如として破裂。凄まじい爆発音が聞こえたかと思うと、球体の周囲に暴風が吹き荒れる。「うぉ……!?これは……思ったよりも強烈な威力だな……」現状ではスカート捲りくらいにしか使えそうにない《ウィンド》と比較すると、その殺傷能力は雲泥の差であった。この威力であれば、人間1人くらい訳なく吹き飛ばすことが出来るだろう。けれども。実戦ではその射的距離の短さがネックになってきそうであった。この問題については魔法のレベルを上げることで解決するのだろうか?たったの1メートルの範囲しか届かないのであれば、近づいて物理で殴る方が悠斗にとってはずっと建設的であった。(結局……この魔法も当面はお蔵入りか)残念ではあるが、致し方があるまい。新しく覚えたばかりの魔法よりも、物心を覚えたときから長年に渡り鍛え上げてきた体術の方が有用なのは、ある意味では当然の結果と言えるだろう。(……いや。待てよ?)悠斗はそこで魔法の利用法についてのアイデアを思いつく。(魔法をそれ単体で捉えるのではなく……体術を活かすための補助という形で扱ってみたらどうだろうか?)それは全ての格闘技の長所を相乗させるという《近衛流體術》を修めている悠斗だからこそ得た発想であった。たとえば現状、魔法は掌からしか出していないのだが……これが足の裏から出せるようになればどうだろうか?悠斗は手始めに《ウィンド》を使用してテストを行う。~~~~~~~~~~~~検証結果。どうやら魔法は足の裏から頭の上まで何処からでも放つことができるらしい。もっとも……元々の威力が低い《ウィンド》では魔法を放つ位置を変えたところであまり意味のないことであった。けれども。これが高威力の《ウィンドボム》になれば事情は変わってくる。たとえば、地面を蹴るのと同時に《ウィンドボム》を重心の乗った軸足から出してみればどうだろうか?従来のスピードに爆風による加速が付与され、一時的に高速で移動することが可能になるに違いない。悠斗の中の武人としての血が騒ぐ。魔術と武術の融合。それはこの世界における悠斗のライフワークに位置付けるに値するアイデアであった。(そうと決まれば……さっそく試してみるか)悠斗は胸に手を当てて深呼吸をした後。地面を強く蹴り、足の裏からウィンドボムを発動させる。瞬間、轟音。「――――ッ!?」気が付くと悠斗の体は、爆風により10メートル先の岩場まで吹き飛んでいた。それは人間の限界を明らかに超えた衝撃的なスピードであった。胸の動悸を抑えることが出来ない。(ははっ……。これは……思っていた以上だな……)悠斗は風魔法による高速移動技術を《飆脚ひょうきゃく》と名付けることにした。今後、実戦でこの技を使うための課題は大きく分けて2つである。1つ目は靴装備を頑丈なものに買い替えなければならない。ウィンドボムによる衝撃をモロに被ったせいでオークの屋敷で手に入れた革靴は、ボロボロに引き裂かれ、見るも無残な形になっていた。帰り道は何処かで適当な靴装備を買っておく必要があるだろう。二つ目は風耐性スキルのレベルを上げることである。今現在、悠斗の右足は血まみれであった。まさか異世界に召喚されてから初めて受けるダメージが自分の魔法によるものだとは思いもよらなかった。けれども。新たな魔法の活用法を見出した悠斗に後悔はなかった。傷だらけの右足を引きずりながらも悠斗は、満足気な笑みを浮かべて宿屋に戻るのであった。












































































































































































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