(3)テンポラル法 (วิธีการทางโลก)。この方法は、外貨表示の各項目の金額が取得原価を表すか時価を表すかによって分類を行い、外貨による取得原価で評価されている項目にはHRを適用して換算し、外貨による時価で評価された項目にはCRを用いて換算を行う方法である。 テンポラルとは「時を表す」という意味の形容詞であり歴史的原価には歴史的レートを適用し、決算日の時価には決算日レートを適用するという形で時制を合致させている点から、この名前がつけられている。 テンポラル法は貨幣・非貨幣法を発展させたものとして位置づけることができる。 まず貨幣性項目は、貨幣・非貨幣法ではCRで換算されるが、テンポラル法のもとでも、回収または弁済すべき現在の貨幣額としての時価を表すものとしてCRを用いて換算される。 他方、非貨幣性の項目の多くは、もともと皆による取得原価で評価されているから、HRが適用されることになり、この点でも貨幣・非貨幣法と同じである。 唯一の相違は、外貨による時価が仕された非貨整性項目が、テンポラル法ではCRで換算される点である。
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