節分と豆まき
二月三日(年によっては四日)は、節分です。節分とは、季節の分かれ目という意味です。旧暦では、四季の初めの日をそれぞれ、「立春、立夏、立秋、立冬」と呼んでいました。節分はこれらの日の前日をさしていました。古い暦では、立春が新しい年の始まりと考えられていたため、後に、立春の前日だけを特別に節分と呼ぶようになりました。節分の日には、厄を払って福を呼び込むために、豆まきをする習慣があります。子供のときには、豆まきをするのが楽しみでした。夜に家の窓を開けて、母が「鬼は外、福は内」といいながら、いり豆を投げるのです。豆まきの後には、自分の年の数だけ豆を食べます。そうすれば、その1年病気にならないといわれているからです。小さいときには、もっといっぱい豆を食べたいなあと思ったものですが、今ではたくさんすぎるほど食べなければなりません。