ニュー・アイモバイル・スタジアムで開催されたトヨタプレミアカップ2015で、アルビレックス新潟はタイ王者であり、アジアの強豪であるブリーラム・ユナイテッドと対戦しました。タイでも随一の人気チームということで、スタジアムには多くのブリーラムサポーターが駆けつけましたが、新潟からもサポーターが遠くタイまで駆けつけ、特別な雰囲気の中でのゲームとなりました。
試合は両者にチャンスが生まれるきっ抗したゲームとなりますが、新潟は山崎選手がボールを持つたびに得意のドリブルで局面を打開する大車輪の活躍。自らも決定的なシュートを放ちますが、精度を欠きゴールはならず。中盤からもレオ・シルバ選手、小泉選手らがよくゴール前に顔を出し、新潟は攻撃的なスタイルをブリーラム、新潟双方のサポーターに示していきます。
後半10分、左サイドでチャンスを作ると最後は中央に駆け込んだレオ・シルバ選手がボールを受け、狙い澄ましたミドルシュート。ゴール右隅を射抜くようにネットを揺らします。ゴール以外にもサイド、中央から多くのチャンスを構築できたことについて、選手たちは非常にポジティブに捉えていました。
試合はその後、CKから2失点を喫して逆転負け。吉田監督は「1-2で負けたことはとても悔しいですが、そういったことで何ひとつ崩す必要はないですし、崩れることもないと思います」と、敗戦を謙虚に受け止めつつ、自分たちの戦いに確かな手応えを感じていたようでした。2週間後はいよいよJ1リーグ開幕。チームは日本に帰国し、清水キャンプで最後の詰めを行って開幕に備えていきます。ニュー・アイモバイル・スタジアムにわざわざ駆けつけていただいた新潟サポーターの皆様、日本の皆様、本当にありがとうございました!