デビュー35周年のシンガー・ソングライター竹内まりや(59)が、11月から全国6都市を回る『souvenir 2014』ツアーを行うことが22日、わかった。ライブ活動が少ないことで知られる竹内は、2000年、2010年に東京と大阪でコンサートを行っているが、全国ツアーは実に33年ぶりとなる。
1978年11月のデビューから数年間、全国で散発的に行っていたコンサート以来となる全国ツアーは、11月22日の広島グリーンアリーナを皮切りに、12月21日の東京・日本武道館まで6都市9公演。
来年3月に還暦を迎える竹内は「前回ライブを行った際、“次回は還暦までに…”と約束しましたし(笑)」とギリギリで公約実現に向けて始動。「スタッフから仮に組まれたスケジュールを見たとき、“準備が整うということは、やるときがきたのかな”と単純に思いました。ライブをやりたい! というよりむしろ、リスナーの皆さんに会いにいきたい! という気持ちのほうが強いですね」と心境を明かした。
竹内は全国ツアーに先がけ、9月10日に7年ぶりとなるニューアルバム『TRAD』を発売。デビュー同期のサザンオールスターズ桑田佳祐(58)、原由子(57)夫妻がコーラスで参加したことで話題を呼んだ、きょう発売の43rdシングル「静かな伝説(レジェンド)」をはじめ、松田聖子、松たか子、みつき(高畑充希)に提供した楽曲のセルフカバーなど全15曲を収録する。
アルバムの初回限定盤には、初の映像特典が付くことも決定。デビュー35周年にちなみ『35minutes of Mariya’s Filmography』と題されたトータル35分のレア映像では、2000年に行われた“伝説”のライブで披露された名曲「カムフラージュ」の映像を本邦初公開。代表曲「駅」「不思議なピーチパイ」「September」のライブ映像と音源も最新デジタルリマスターで収録されるなど、初DVDは貴重な映像ヒストリーとなっている。